エクステリアから理想の住環境を作る。製品知識を深く身に付け高い提案力を実現
<カイシャの特徴>
●事業内容:3事業を展開し、エクステリア領域で大きく成長中
●育成制度:3カ月の新人研修とブラザー・シスター制度。安心のフォロー体制
●働く環境:有給休暇を取りやすく、過度な残業をさせない働き方を目指す
エクステリアが実現する新たな価値観の住環境を 商社として提案する
建材事業、建設事業、生コンクリート事業、3つの領域で60年以上にわたり建築業界を支えてきた群峰アクシア。近年は、特に建材事業、中でもエクステリア(外構)の商社として著しい成長を遂げている。
エクステリアとは建築物における屋外の部分で、門や塀、自然素材など幅広い製品で価値を生む。まだ業界として完成していない、非常に伸びしろのある領域だと話すのは市村常務。
「家を作る場合、いかに部屋の中を快適にするかという発想から始まりますが、私たちは屋外の緑の匂いや雨の音なども居住空間の1要素として提案したいと考えています。例えば、庭からリビングへ、という順番で家全体をプランニングするという逆転の発想です。新たな価値観を世の中に届けたいと思います」
同社は、エクステリア専門店や造園業者、ホームセンターなどに様々なエクステリア製品を卸販売している。また、2カ所の「体感型総合ショールーム」のほか、オンラインで確認できるバーチャルショールームも開設。さらに、自社ブランドやオリジナルカタログを制作して総合提案をできることが、他社にはない強みとなっている。
エクステリアは屋外の環境を作るという面で、近年は街づくりの一環としても注目されているという。同社では、自治体などと共同で住みやすい街づくりのためのプロジェクト案件に参画することもある。
「例えば、バス停の屋根や歩道のタイル、植栽、階段、手すりなど、人々が過ごしやすくなるように屋外に設置されている設備は、全てエクステリアと捉えられます。これらは街づくりには欠かせない領域なので、私たちのような専門家が参画することで、より住みやすい環境を提供できるはずです。今後も単に商品を提供するだけでなくエクステリアという観点からより良い空間を提案していきます」(市村常務)
3カ月の新人研修で 製品や現場について学習。 社員間の協力体制も充実
同社の3カ月にわたる新人研修では、各メーカーによる製品研修や工場見学、自社ショールーム見学などを行い、製品や業界のことをしっかりと学ぶ。その後、現場に配属され、ブラザー・シスター制度の指導役となる先輩社員に見守られながら、OJTで業務を覚えていく。
「私はブラザーとして後輩を見る立場です。困ったときに抱え込まないよう、普段から声掛けを積極的にしています。ミスをしても怒らずフォローすることを大切にしています」(入社6年目、建材営業本部、営業担当の矢澤さん)
また、部署や役職を超えた協力体制があるのも同社の特徴という。
「業務で分からないことがあったときは社内SNSを活用して相談すると、他支店の社員が回答してくれたりと、皆フレンドリーに反応してくれます」と入社2年目、建材営業本部、業務担当の樋口さん。
入社2年目、建材営業本部、業務担当の髙野さんも「部署に配属されたときはとても緊張していたのですが、先輩や上司が積極的に話し掛けてくれて、受け入れてくれる空気感がありました」と話す。
さらに、社内SNSを活用して社員同士が感謝を伝え合うサンクスカードは社内の円滑なコミュニケーションを促進している。
「業務担当の社員に見積り作成などの作業を手伝ってもらったときなどにサンクスカードを利用します。サンクスカードがあることでより感謝が伝わりやすくなったと思います」(矢澤さん)
有給休暇取得を促進する独自の制度を推進。助け合いで残業を低減
同社では有給休暇の一部を「ハッピー・アニバーサリー休暇」として設定することで、有給休暇をさらに消化しやすくする工夫をしている。年1回は家族の記念日などに有給休暇を利用してもらう試みという。
「ハッピー・アニバーサリー休暇取得制度が始まってからは、上司からいつ休暇を取る?と声掛けをされます。友人と趣味のゴルフでリフレッシュしたり休暇を活用しています」(矢澤さん)
また、社内コミュニケーションを活発にすることで社員同士が互いに助け合い、残業の低減を目指している。
常務からのメッセージ
自分に合う業界を見付け、それを掘り下げて調べることが大切。自分が選んだ仕事に対して主体的に取り組んでほしいです。
読者からひとこと
若手社員思いの働きやすい会社 エクステリアという言葉を初めて知りました!バーチャルなショールームを作るなど、顧客のことを考えた取組が魅力です。また、若い世代にとって身近なSNSを使って様々な部署の人とつながれるので、安心して相談ができそうです。
●第32号 (2023年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。