技術領域が幅広く、自社開発にも注力。キャリアを見据えた研修でスキルアップ
<カイシャの特徴>
●事業内容:ソフトウェア開発からネットワーク構築まで幅広いサービスを展開
●育成制度:充実した研修体制と四半期ごとの面談で将来の目標を設定
●働く環境:有休取得奨励日を設定し取得率は7割以上。子育て相談窓口も設置
多様な業務・技術領域で最適なソリューションを多くの顧客に提供
企業向けのシステムやソフトウェアの設計・開発、保守・運用、ネットワーク構築などを展開するエフ・ディー・シー。同社の強みは、制御・組み込みソフトウェア開発、ウェブアプリケーション開発、システムの構築・運用、サポート業務など技術領域が幅広く、自動車関連などのメーカー、金融、物流など様々な業種の顧客に最適なソリューションを提供できること。さらに、要件定義、設計・開発から構築、保守・運用までの工程全てを自社で行えることも強みの一つだという。
「幅広い業種のお客様から信頼をいただいており、着実に成長しています。現在は自社開発システムにも力を入れています」(和田社長)
代表的な自社開発事例の一つが、建築会社・工務店向け住宅設計支援ツールの「plantable」。家を建てる際、施主と施工会社で設計内容などを何度も打合せするが、そうした打合せ内容を記録し、双方の認識に食い違いがないようにするためのクラウドサービス。近年、コロナ禍で非対面の打合せが多くなり、問合せや導入事例が増えているという。
自社で受託開発も展開する同社は、開発プロジェクトの内容に即したエンジニアをアサインするためのツールも自社開発している。
例えば、同社では従来、エンジニアのスキルシートをExcelで管理していた。しかし、更新が滞りがちな上、これまでのプロジェクト経験や取得資格など、適性や条件によりエンジニアを抽出することが難しかったという。この課題を解決するために、プロジェクトのアサイン検討・管理に必要なエンジニアのスキルなどの情報と諸機能を搭載したクラウドサービス「fapi」が開発された。ITソフトウェア業界特化型スキル管理・アサイン管理支援ツールとして顧客への提案はもちろん、自社のエンジニアもこのツールで管理することで、生産性の向上を図っている。
新入社員研修が充実。外部研修も随時受講可能、成長を促す面談も実施
入社後は2カ月の新入社員研修で、ビジネススキルや技術の基礎などをしっかり学ぶ。配属先で技術研修を行った後はOJTで業務知識やスキルを習得。新入社員3人に対して先輩社員1人がメンターとして付くので、仕事はもちろん、それ以外の相談も気軽にできる。
「私は文系出身で不安がありましたが、研修が充実していますし、先輩が丁寧に教えてくれます。自分でも成長を実感できます」(入社4年目、開発本部ビジネスソリューション部の加藤さん)
また、エンジニア向けの外部技術研修機関と契約し、本人の希望やキャリアステップに応じて随時eラーニングを受講できる。さらに四半期ごとに上長と面談し、3年後、5年後のキャリアを見据えながら目標や研修計画を立てている。資格取得も奨励しており、会社が定める資格に合格すると、受験料の一部補助である報奨金と資格手当を支給している。
「応用情報技術者試験に合格しました。今後は、データベース、ネットワーク関連の資格取得やプロジェクトマネージャ試験にチャレンジしたいと思っています」(入社9年目、開発本部ビジネスソリューション部の相良(さがら)リーダー)
有休取得奨励制度や子育て相談室の設置など働く環境整備に注力
同社では、飛び石連休などに合わせて年間10日の有給休暇取得奨励日を設定して有給休暇を取りやすくしている。夏季休暇や年末年始休暇と合わせて休む社員も多く、有給休暇取得率は7割を超えているという。
「夏季や年末年始は有給休暇を組み合わせて毎年7~9連休にできるので、妻の実家に帰省してゆっくりできます」(相良リーダー)
また、子育て世代の社員が多いことを鑑みて会社が「子育て相談室」を設置。子育てを経験した社員がこれから子育てを始めるパパママたちを対象に働き方だけでなく育児相談に乗るなど、支援体制を整えている。
その他、年1回全社員が集まり表彰式やビジネスコンテストを行う「全社コンベンション」を開催し、社員のモチベーションアップを図っている。
「入社1年目に携わったプロジェクトチームで社内表彰されました。お客様からも評価してもらい、さらに頑張ろうとやる気が出ました」(加藤さん)
社長からのメッセージ
IT技術の進化は早いです。常に先端技術を取り入れて、新しいものを生み出していく探求心のある方をお待ちしています。
読者からひとこと
自分らしく働ける環境が整った会社!
メンターの手厚いサポートで安心して働けると思いました。自分らしく働くためのキャリアステップについて相談しながら計画を立てたり、キャリアに応じて学べる環境や制度が整っている点はモチベーションアップにもつながり、魅力的に感じました。
●第32号 (2023年2月発行)掲載 ※掲載内容は発行日時点のものです。